サークル活動や生涯学習など地域住民の活動拠点として親しまれている「なか区民活動センター」が、入居建物の耐震化工事に伴い7月23日にJR関内駅前の商業ビル「セルテ」6階に仮移転し、運営を開始している。
移転先のセンターの広さは285平方メートルで、これまでより30平方メートル狭くなるが、機能はそのままにウレタンマットを敷き詰めた「キッズスペース」などの充実化を図る。
週末にも利用しやすいように、オフィス街のビルではなく、駅前の商業ビルを選んだ。また、従来通り「国際交流ラウンジ」を併設。これまで、市立港中学校や横浜吉田中などに通う外国籍の子どもたちが語学などの学習の場として活用しており、通いやすさにも配慮したという。
セルテが仮移転先となったことについて中区地域振興課では、「駅から近く利便性がよい。新規の方も気軽に立ち寄って欲しい」と期待する。
区役所機能集約化の一環
なか区民活動センターは、区役所隣りの旧労働基準監督署1階に2007年に開設された。08年には、区内在住の外国人に生活情報を提供する「国際交流ラウンジ」を設け、地域住民をはじめ区民の1割を占める外国籍の人たちにとっても、交流の場として重宝されてきた。
今回の移転は、区役所の機能集約化の一環として行われる。中区役所は、市内18区のうち唯一、一部機能(健診・予防接種センター)が約1・2Km離れた山下町116番地の分庁舎に置かれており、利便性の向上が課題だった。そこで、活動センターが入居する旧労基署の建物に耐震化を施すことで、現在使用されていない2階から上のフロアを活用できるようにし、健診・予防接種センターを移転させる計画だ。
耐震化工事は、15年3月までを予定しており、活動センターが区役所隣りに戻ってくるのは1年半ほど先になる見通し。
開館は午前9時から午後9時で、原則第3日曜日が休館。セルテの休館日に準じるため、8月は17・18日(土日)が休館となる。
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