山手で保育士をしながら「アキダス」のひとりとして歌手活動を行う 新垣 優さん 磯子区在住 27歳
子どもへの愛を歌に込めて
○…「1、2歳位で言葉を話し始めた園児が、初めて『ゆうせんせい』って呼んでくれた時とかめちゃめちゃ嬉しいですよね」。子どもの話になると本当に楽しそうに白い歯を見せて笑う。沖縄出身の2人組シンガーソングライターユニット「アキダス」として活動しながら、3年前から中区の「のぞみ山手駅前保育園」で保育士として働く。昨年初めて2歳児の担任を務め、卒園式で「自分にしかできない何かを子どもたちにプレゼントしたい」と『ケセラセラ』という曲を贈った。普段からアコースティックギターを片手に子どもたちと一緒に歌ったり、唯一の男性保育士として体を使って笑顔で保育に励む。
○…沖縄県那覇市首里出身。小さい頃から歌うのが好きだった少年がギターを手にしたのは中2の夏。ユニットを組む安島正樹さんと出会ったのは高校1年の時で、「なんだか声の大きいやつがいる」との噂を聞きつけた安島さんに声をかけられ、意気投合。練習を重ねるうちにライブ出演の話があり、その時に「沖縄から全国へ歩き出す(アルキダス)」をもじってアキダスというユニット名に。息の合ったハーモニーやピアノとギターのアンサンブルが人気を呼び、2006年にインディーズデビュー。更なる活躍の場を求め10年に拠点を横浜に移した。
○…8月10日から横浜アリーナで行われる「全国保育団体合同研究集会」でオリジナルテーマソング『希(のぞみ)』を歌う。「保育士の仕事を通じて、歌詞に自然と夢を追いかけることの大切さとか、子どもたちへのメッセージを込めた曲が増えた」と目を細める。今年3月に発売した最新シングル『地球人』がFMラジオで推薦曲に選ばれるなど着実に注目度が増している。
○…今の目標は12月に600人規模の会場で行われるワンマンライブの成功。保育園の園長や周りの応援を受け、沖縄そして横浜から全国へ、夢追い人の歩みは更に加速する。
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