創立50周年を迎えた西区シニアクラブ連合会の会長を務める 梅山胖(ゆたか)さん 西区平沼在住 77歳
健康第一に、人生を謳歌
○…「私は本当は会長なんて器ではない。皆さんのサポートがあってこそだよ」。照れたように笑顔で話すが、その紳士的な佇まいが人を惹きつける。会員数約4千人の西区シニアクラブ連合会が創立50周年を迎え、7代目会長として式典を取り仕切った。「クラブ会員のステージ演技も本当に華やかで、皆さんに喜んでもらえてよかった」と胸をなでおろす。
○…会長に就任して4年目。昨年同会の名称を「老人クラブ」から「シニアクラブ」に変更した。「響きがいいでしょ。会の活動を活発にする意味でも、明るいイメージにしたかった」。連合会全体での年2回の親睦旅行やグラウンドゴルフ大会など、行事が目白押しだが、「もっと各自の活動を推奨したい」と今後の目標に同好会の発展を掲げる。「クラブ主導ではなく、趣味の合う会員同士で街歩きを楽しむグループや文化会が沢山できたら盛り上がるよね」と楽しそうに話す。同会会員のうち、7割以上が女性ということもあり、より多くの女性会員の理事会入りにも熱心だ。「私一人では何もできない。シニアがずっと元気で楽しめるよう、協力しながら活動の幅を広げていきたい」
○…東京都の千住生まれ。大手印刷会社に勤め、80年代に西区平沼に移り住んだ。「当時は家と会社の往復だけで町を見る余裕もなかった」と振り返る。定年後、地域や社会とのつながりを持とうと、高齢者の食事宅配サービスや病院の送迎などボランティア活動を積極的に行うようになる。「働くのが好きっていうのもあるけど、家に閉じこもっているのは柄じゃないし、多くの人と会って話すのはやっぱり楽しいよね」
○…趣味はゴルフやカメラ、料理など幅広い。家族の話になると妻を「ワイフ」と自然に呼ぶスマートさも。「何よりも健康が一番。人生ほどほどに。シニアだしマイペースでのびのび楽しむよ」。第2の人生を謳歌する笑顔があった。
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