創立60周年を迎えた横浜市建築士事務所協会の理事長を務める 平山 正義さん 南区平楽在住 58歳
仕事も遊びも一所懸命
○…建築士事務所を構える専門家集団のまとめ役を2年半にわたり担ってきた。昨年4月には一般社団法人化を果たし、今年度は創立60周年の記念すべき節目。11月20日には、記念行事のメーンイベントとなる「防災・減災を考えるセミナー」を関内ホールで開催する。
○…建築士事務所協会は、総務部門をはじめ技術研修、耐震改修などの部門があり、さらに部門ごとに委員会を設けるなど、その活動は多岐にわたる。「市から木造住宅の耐震診断事業を委託されています」と、言葉からは専門家としての自負が感じられた。理事長として週に3、4回は色々な委員会に顔を出す多忙の日々。今回のセミナーは「皆様に協会を知って頂くことも目的の一つ」と話した。
○…普段は、住宅や福祉施設、街づくりなどを手がける創業21年目の(株)アーキテクト・アソシエイツ・ヨコハマ=西区桜木町=の社長。モットーとして、常に新しいモノや思想に目を向けながら、その先の新しい価値を探求する「NEXT ONE」を掲げる。施工実績は市内が中心であり「お客様も生活圏も横浜。地域に貢献するのが当然です」と胸を張る。
○…高校卒業後、鹿児島から上京。「東京は大きすぎる。横浜は港があって好印象だった」と市職員に。「何でも自分でやりたい困った性格で」と5年余務めたのちに23歳で独立。しかし、4年で事務所を閉鎖し、設計事務所勤務を経て1991年に現会社を設立した。市職員時代に入った大学の建築学科を10年かけて卒業、実務と並行して一級建築士の資格を取得した。
○…ロータリークラブやNPO法人にも参加するなど「色々なことをするのが好きなんだろうな」と笑う。休みにはゴルフにカラオケ、囲碁、渓流釣りと趣味も多彩。「息抜きは」との問いに、しばらく考えてから「寝ること、風呂、ビールかな」と、軽快な口調で答えた。仕事も遊びも一所懸命、それが自身のスタイルだ。
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