13・14日、野毛のイベントで初披露される「A列車音頭」の振り付けを担当した 松井 ゆきみさん 中区滝之上在住 51歳
ダンスの実力を音頭に
○…『A列車で行こう』は言わずと知れたジャズのスタンダードナンバー。その名曲を音頭にするという初の試み。「みんなが楽しくジャズの音にのって踊れるように心がけました」と、老若男女に親しまれる音頭づくりに注力した。
○…「熱意に圧倒されました」。今年初開催となる「野毛 ジャズde盆踊り」を発案した藤澤智晴さんは、横浜市歌を盆踊りにアレンジした「アラメヤ音頭」(2010年)のプロジェクト実行委員長だった。当時、その振り付け補助として参加した縁もあって、今回の依頼となった。アラメヤ音頭披露に市内各地を飛び回り、同年には横浜で開かれたAPECのビジネスリーダー会議の交流会で同音頭を演出するなど、普及に尽力してきた。
○…約20年にわたり中区で「天然ダンス工房」を主宰。4月には山手駅前にオープンした山手アートプラットホームの2階に常設の教室を持った。ストレッチクラスも含めると生徒は100人を超え、3歳から70代後半までと年齢層は幅広い。愛してやまないダンスを始めたきっかけは、小学校の身体検査での一言だった。「とても柔らかいと褒められました」。ダンスをライフワークにしようと心に決めたのは、高校で入ったダンス部で。「火が付いた」と振り返る。短期大学の舞踊専門家コースを経て、ダンス教室の補助や知人の舞台出演、自身の作品発表など、モダン&コンテンポラリーダンスに精力的に取り組んできた。
○…南区出身で「横浜大好き」と自負する。多忙を極める日々に一息つけるのは「主人と一緒に行く一杯のお酒」とはにかんだ。息子は都内で獣医として働き夫は教員と、三者三様。「それぞれが異なるフィールドで頑張っている。いいことだと思う」と話す。「ダンスは続けられる限りやっていきたい。教室では子どもたちに27歳で通しているんですよ」と、さっぱりとした人柄が人を惹きつける。
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