マンション建設で児童数が増加するみなとみらい21地区に新たに市立小学校が建設される見込みとなった。中区の本町小学校から学区を分離する。2018年開校予定で10年間の期間限定。市教育委員会によると期間限定の学校新設は市内初で、全国でも珍しいという。
新校の予定地はみなとみらい(MM)21地区の57街区。2012年11月まで劇団四季の劇場のあった場所で、市有地約1・3haのうち約0・9haを活用する。
新設校は20学級程度(約600人)を見込み、体育館やプールの建設も予定。MM21地区と北仲通北地区を学区とし、閉校時には本町小に転校する形となる。
MM21地区では大規模なマンション開発で児童数増加が続いている。現在同地区の児童は中区花咲町の本町小学校に通っているが、児童全683人の約3割を数え、これまでも教室の増改築等で対応してきた。しかし、国道16号など大きな道路を越えて通学する危険性などが危惧されてきた。
そして、今年4月には同学区内の中区北仲通北地区で都市計画の変更により高層マンションの建設が可能となるなど今後も児童数の増加が見込まれ、市では18年ごろには同校のみでは受け入れられなくなると判断。候補地を選定するなかで、通学の安全性や距離などを考慮して57街区の市有地に絞り込んだ。
MM21地区は産業・商業の集積地として開発され、もともとは学校建設の予定のなかったエリア。10年後には児童数が本町小で対応可能な数に落ち着くとの予測に基づき、期間限定の学校新設となった。
市では、地元住民や企業の了承を得てから設計に入り、18年4月の開校を目指す。閉校後は校舎などは取り壊し、跡地は新たな街づくりに生かすとしている。
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