横浜市は、横浜文化体育館(文体・中区不老町2の7)を国際的なスポーツ大会やコンサートなどにも対応できるよう再整備する方向で検討していることを明らかにした。9月11日の市会常任委員会で市民局が説明した。合わせて、近隣の横浜総合高校跡地(中区翁町2の7の10)に武道館機能を持つサブアリーナ施設も整備する方針だ。
市民局によると、現在の文体を取り壊し新たに建設する施設の規模は、アリーナ面積で現在より100平方メートル以上広い2000〜2500平方メートル程度で、観覧用の固定席は現在より300席以上増の2500〜3000席を見込む。可動席は現在と同程度の約2千席の予定。
横浜総合高校跡地に新たに整備予定のサブアリーナ施設には、現文体が担っている市民スポーツ利用の拠点機能を持たせる。大会などが開催可能な武道場4面(床・畳併用型、間仕切可能)と、面積2000〜2500平方メートル程度のアリーナを整備する計画となっている。
完成時期は、2020年の新市庁舎整備に合わせたい意向で、稼働率の高い文体の活用継続に配慮し、サブアリーナの整備を先行させる予定だ。
地域活性化も
文体の再整備について、市は3つの必要性をあげる。築52年による老朽化や大規模なスポーツ大会などに耐え得る機能不足などの「施設的課題」、12年度から必修化(中学校)の武道教育を受けた「武道振興」、20年予定の市庁舎移転を契機とした「関内駅周辺地区活性化」。まちづくりの視点から、アリーナおよびサブアリーナ施設の敷地内に民間施設誘導を目指す。
サブアリーナ予定地である旧横総高の体育館は、現在、建て替え中の神奈川スケートリンク(神奈川区)の仮設リンクとして、今年10月から使用される。
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