中区間門小 アザラシくんが来校 触れ合い企画 ゲストで
中区の間門小学校で毎年行われる魚たちとの触れ合い企画「タッチングプール」が今年で20回を迎え、その記念として北海道紋別市からゴマフアザラシ一頭がやって来る。実行委員会は「地元の魚たちやアザラシとの交流を通じ子どもたちが命の大切さを学んでくれたら」と期待を寄せる。
全国で唯一、校内に海水水族館を持つ同校で行われる「タッチングプール」は、子どもたちに地元本牧の海に生息する魚に触れる機会をもってもらおうと、保護者らでつくる「アクアミューズ・フレンドリークラブ」(竹内松雄会長=人物風土記で紹介=)が1995年から実施するもの。校舎内の噴水池に海水を張り、地元漁師の協力でドチザメやエイ、カワハギ、タコなど約10種類の魚介類に直接触ることができる。
今回アザラシが来るきっかけを作ったのは2年生まで同校に在籍し、野生水族繁殖センター(藤沢市)代表で、アザラシの保護活動に取り組む紋別市の「オホーツクとっかりセンター」の飼育業務を請け負う廣崎芳次さん(87)。タッチングプールの発案者である廣崎さんが「20回の記念に子どもたちに特別な出会いを」と企画。竹内会長は「普通の水族館で見るアザラシではなく、保護されたアザラシと子どもが交流することに意義がある」と話す。アザラシは見学のみ。その他、北海道立オホーツク流氷科学センターの協力で、氷漬けの魚や生きたクリオネ、流氷も展示される。
クラブでは「この活動を通じて、子どもたちに昔この学校の前に海が広がっていたこと、魚や生き物を大切にする心を学んでもらえたら」と話している。
タッチングプールは10月18日(土)・19日(日)に開催。18日午後1時30分から3時までと、19日午前11時から正午までは一般にも公開(魚に触れられるのは18日のみ)。参加無料。(問)間門小【電話】045・622・0005
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