第1回「中区交流大会」の運営を担った本牧グラウンド・ゴルフクラブ会長の 金子 由成さん 中区本牧元町 76歳
実直な人柄に安心感
○…「いつでも」「どこでも」「どなたでも」をモットーに活動する本牧グラウンド・ゴルフクラブ。2年前に会長に就任し、40人超の大所帯を束ねる。毎週月・水・金曜日は本牧市民公園で練習、市の大会などに出場するなどグラウンド・ゴルフ(GG)漬けの日々だ。中区内外から約130人が参加した初開催の交流大会では、会場が自身のホームグラウンドということもあり運営に尽力した。
○…GGとの出会いは20年前。「夫婦でできるスポーツということで、家内に誘われたんです」と、地区の民生委員を中心に結成されたばかりのクラブに参加した。その魅力は「下手も上手も楽しいところ」と笑った。「歳をとっても続けられるんですよ」と話す。ビギナーズラックで「ホールインワン」を出し、病み付きになる人も多いという。競技は、原則1ゲーム8ホールの4ゲーム制、32ホールを回る。自身の最高スコアは63。「Parで回っても96ですからね、そこそこです」と謙虚な姿勢が「らしさ」をにじませる。GGのボールを打つ専用クラブは、年々新しい種類が発売されるとあって「やっぱり欲しくなりますよ」と笑顔がこぼれた。
○…都内恵比寿の生まれ。疎開した福井県勝山市で小中高時代を過ごした。防衛大学の5期生として現役時代は陸上自衛官。北海道から関西まで「2年おきに18回くらい転勤しました」と今もピンと伸びた背筋が当時を偲ばせる。1964年の東京五輪では国旗掲揚など、運営スタッフとして参加した経験も。また新潟の大震災をはじめ雪害派遣など命がけの任務を遂行してきた。退官後の現在は、町内会の会長を務めるなど地域に根差した生活を送る。
○…老後を生きいきと過ごす秘訣。それは「趣味など打ち込むものがあることですかね」と答えた。「地域の役に立てるように努力していきたい」と今後の抱負を語った。
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