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中区・西区版 公開:2015年2月12日 エリアトップへ

横浜弁護士会人権賞を受賞した「インクルージョンネットよこはま」の筆頭代表理事 高沢 幸男さん 中区在住 44歳

公開:2015年2月12日

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「温もりある社会にしたい」

 ○…「温もりある社会を目指したい」と、2011年に設立した「インクルージョンネットよこはま」の筆頭代表理事を務める。

 ○…経済的困窮や労働問題、生活設計についてなど、現代では1人で抱える課題が複雑で多岐に渡っている。縦割りの行政では対応できなくなってきている現状に対し、県内の各自治体や支援関係機関と連携し、各分野を専門にするNPOや弁護士、臨床心理士などの専門家をチームにした相談窓口を開設。2014年度は、12月までの累計で、団体として3千件を超す相談に対応した。時には相談だけでなく、労働問題で会社と揉めた相談者の代理人を務め、会社側の弁護士と対峙することも。

 ○…「人と関わる仕事をしたかった」と21歳ではじめたのが保育士の仕事。これが活動の原点だ。「子どもが荒れているときに、親と話をしてみると社会の様々な課題が見えてくる。包括的なものの見方はその時に培われたかな」と、当時を振り返る。「理屈では人間の社会って変わらない」ということを実感した。大学では法学を勉強したが、現在の仕事に必要な労働法や行政法は履修せず。「現場で経験しながら法律知識も勉強した。ものの考え方として、法学部での勉強は役立ったよ」と苦笑いだ。

 ○…群馬県出身。大学進学を機に、結婚した姉のあとを追って19歳で横浜へ。現在は妻と中学2年生の娘との三人暮らし。趣味を問えば、「いくつかの相談室を掛け持ちしているので、仕事が趣味」というくらい時間があれば仕事に没頭。「強いて言えばマッサージに通うことかな」とはにかむ。あくまでも「仕事」のためのメンテナンスだ。

 ○…「困窮者をなくすためにしている活動ではない。人間の生きる力をプラスに評価できる社会、多様な価値観を受け入れられる温もりある社会を作っていくのがこの活動の目標です」。今日も相談に訪れる人々の悩みと向き合う。
 

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