(公財)横浜YMCA運営受託施設、中区地域子育て支援拠点「のんびりんこ」の施設長を務める 安田 みゆきさん 中区在勤 46歳
「近所のおばちゃんになる」
○…未就学児の子どもを連れた保護者同士の交流や、子育てについて相談できる場となっている中区地域子育て支援拠点「のんびりんこ」の施設長を務めて5年目。先週中区ではじめて行われた幼稚園合同説明会の開催に尽力した。施設全体をマネージメントする傍ら、施設を訪れる保護者の相談にものり、子育て支援に関わる他団体の会議にも顔を出すなど、精力的に活動する。「職員が自分の役割を果たせるように環境をつくるのが私の仕事です」と笑顔で話した。
○…大学時代は児童福祉を専攻。「幼児から高齢者まで、多様な人と関われるし、自分もいろいろな経験ができる」と、卒業後はスイミングスクールや保育園、高齢者支援施設などを運営する(公財)横浜YMCAに入社した。幼児のクラスでプールの指導や語学のクラス運営などを担当した。34歳で結婚、39歳で出産を経験し、1年間の育休中に毎日のように訪れていたというのが住まいのある港南区の地域子育て支援拠点。「生後11カ月くらいから歩けるようになる子もいて、うちはまだかとか、順調に育っているかといつも不安が多かった」と話す。「その場所に行けば、同じように悩んでいるママさんがいたり、職員の方にも相談できたりする」と当時を振り返り、家以外に地域の居場所があるという安心を感じていた利用者としての経験がいまに活きている。
○…夫と娘の三人家族。趣味は家族旅行。父が観光バスの運転手として働いていたこともあり、各地の土産物を目にしてきた。「遠くに行きたくなるのは父の影響かも。家族旅行の計画を立てる時が一番わくわくします」とはにかむ。同施設の今後については「ふらっと立ち寄れる地域の居場所にしたい。解決策を決めるのはお母さん自身ですが、情報提供や相談にのることはできる。少しでも子育ての不安を減らしたい」とこれからも身近な”近所のおばちゃん”であり続ける。
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