中区障害者自立支援協議会がこのほど、知的障害や発達障害のある人の独特な行動への理解を呼び掛けるチラシを作成した。
これは、日頃から地域で障害児・者がその独特な行動が原因で不審者に間違われたり、暴力を振るわれるなどの”事件”に巻き込まれるのを苦慮した中区障がい児者親の会「NAPAS」の鈴木万紀子さん=写真右=が協議会に呼び掛けたもの。
協議会ではその提案を受け、昨年9月に分科会を設立。20人ほどのメンバーで話し合い、啓発チラシを作成することにした。
チラシはカラーのA4サイズ。4コマ漫画で、バスの中で次のバス停が分からずに不安になった障害児が思わず大声を上げてしまい、周囲の人々が驚く反面、もしこの行動が「不安でつい声がでてしまう」という特性を知っていたらという構図で描かれている。
鈴木さんらは「彼らの行動は決して悪意によるものではない。『それをするには理由(わけ)がある』ということをぜひ知ってもらえたら」と呼びかけている。
協議会では、チラシを地域や公共交通機関等で掲示してもらえるよう呼びかけながら、今後も違う状況でのチラシを作成していきたいとしている。
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