国交正常化50周年記念で韓国に招待された横浜少年少女合唱団の代表を務める 島田 桂子さん 磯子区在住 64歳
合唱団は人生そのもの
○…創設50周年を迎えた伝統ある横浜少年少女合唱団。その代表として公演の出演交渉をはじめ120人におよぶ団員およびスタッフのまとめ役としてタクトを振るう。創設時から練習会場になっている氷川丸は同団のシンボルだ。8月末には、OB・OGらも参加しホテルニューグランドで半世紀の記念式典を開催、約200人が参加した。12月には、国交正常化50周年の記念プロジェクトとして韓国から招待され合唱を披露する。
○…毎年秋の定期演奏会や開港記念式典、こどもの日コンサートなどの定期公演をはじめ、上海やドイツ、カナダ、オーストラリア、ハンガリーなど海外公演も旺盛にこなす。「子どもたちの成長する過程をみられるのは楽しい」と話す。その一方で団員への指導は手を抜かない。「練習場で聞いた話を、しっかりとお家で親に伝える。そういうことができなければいけません。この合唱団は人間教育の場だと思っています」ときっぱり。
○…磯子区出身、横浜緑ヶ丘高校を経て音楽大学でピアノを専攻。団創設者と知り合いだったこともあり卒業後にピアニストとして参加、「人生をともにしてきたわ」と笑う。推薦もあり8年ほど前に代表に。普段は高校で非常勤講師を、また横浜音楽協会の理事として演奏会など活動をサポートする。趣味の旅行で訪れた場所は50カ国にもおよぶ。「オランダブルージュの景色はすばらしかった」。ショッピングや食べ歩きにお酒も大好き。それらをともにする友人は大切な財産だ。「友だちがいなければ生きていけない」と語る。
○…50年の節目を迎え、来年から新たな一歩を踏み出す同団。元気な限り横浜を代表するこの合唱団とともに歩んでいきたいとする。「100年まで頑張ろうと思う」とはにかむ。時間があれば「温泉めぐりや、好きな音楽とともに海外をめぐる旅もいいかな」と目じりを下げた。
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