2016年幕開けにあたり、本紙は西区の大久保智子区長にインタビューを行い、昨年の振り返りと今年の施策を聞いた。(聞き手/本紙・土谷晃)
――2015年を振り返ってみていかがでしたか。
「第3期西区地域福祉保健計画(通称にこまちプラン)の策定を地域の皆さんと進めてきました。防災や防犯など生活に密着した問題、それぞれの地域課題を各地区の方々が本当に真剣に話し合ってくれました」
――どのような課題が。
「区全体では、地域活動の新たな担い手をどう発掘していくか、そして行政や地域の情報をどう共有していくかが大きな課題です。また、各地区ごとに何に力をいれていくか、地域にとって難しい問題を行政がどうサポートしていくか。今後も皆さんと一緒に考えていきたいと思います」
――防災や子育て支援でも進展がありました。
「木造住宅密集地域の火災避難マップが完成しました。また、浜松町に切れ目のない子育て支援を行う施設『なかまの杜』が4月に開所しました。最近では地域との交流も進み、今後が楽しみです」
――16年度の重点施策は。
「第3期『にこまちプラン』スタートアップの年として、地域で活動する方々を応援する施策を考えています。防災はより良い情報共有の仕組みを検討します。また、街のにぎわいづくり発信として、区制70周年で作成した案内サインの設置拡大やまち歩き観光アプリの活用のほか、商店街活性化にも引き続き取り組みたいと思います」
――最後に西区民へのメッセージをお願いします。
「横浜駅東口で再開発計画『ステーションオアシス計画』の都市計画決定が予定されているなど今年も開発が進みますが、西区の一番の良さである『人の温かさ』を大切に、お互い様の精神で『支えあいのまちづくり』を進めていけたらと思いますので、今年もご協力よろしくお願い致します」
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