京浜急行日ノ出町駅前にある複合施設「日ノ出サクアス」の3階に7月、フィットネスクラブ「エイムブルーゲート」((株)エイム=本社・石川県)がオープンすることが分かった。
地下1階、地上22階建ての日ノ出サクアスは1階から3階はテナントスペース、4階から7階は有料老人ホーム「ツクイ」、9階から上はマンションになっている。竣工から約1年が経ち、1階には飲食店やコンビニエンスストアが、2階は眼科や耳鼻科など5つの病院と2つの調剤薬局が並ぶ医療モールとなっている。3階は空室が続いていた。
日ノ出町駅前は長年、再開発が検討されてきた地区。1997年に再開発の準備組合が発足し、市とも協力しながら基本計画を策定。2008年に都市計画が決定した。
11年に「日ノ出町駅前A地区市街地再開発組合」の設立が認可され、権利変換などを経て13年2月に着工。昨年3月からマンションへの入居が始まった。
関東初進出
ジムを運営する株式会社エイムは1988年創業。石川県や愛知県に計7つの直営店を持ち、総会員数は約2万人。会員の平均年齢は約50歳で中高年層の支持も高いという。
同社の関東第1号店となる「エイムブルーゲート」は7月27日にオープン予定。約1450平方メートルのスペースにトレーニングジムやスタジオ、ロッカー室などを備える。同社は横浜出店を皮切りに関東圏での集中出店を計画しているという。
エイムブルーゲートの辰田祐介室長は、「広くゆったりと使っていただける間取りと快適な空間演出を大切にしている。石川県で培ったノウハウを関東でも応用させたい」と話す。現在は2階に設けられた「入会受付センター」で先行会員の受付が進められている。
地域貢献企業が内装
日ノ出サクアス3階フロアは、同フロアを所有する横浜型地域貢献企業の馬淵建設株式会社=南区花之木町=がエイムに貸し出す。
フロアの内装工事などは馬淵建設が行っており、同社不動産本部の担当者は、「間接照明を用いた光の演出などでスタイリッシュな印象のジム。こだわりを感じる」と話す。
6月10日に南公会堂で行われた同社の安全推進大会には、エイムの専用ブースが設置。スタッフがフィットネス器具の使用方法を馬淵建設の社員に説明する場面もあった。日ノ出町駅前再開発に共同事業で関わった両社は今後もPR活動を進めていく方針だ。
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