「春の大会でサヨナラ負けして良かったと言えるような夏にしたい」。そう語るのは横浜隼人高校野球部の高橋淳彦選手(3年)=西区戸部町。
春の大会では準々決勝で藤沢翔陵高校と延長10回まで熱戦を演じた末、サヨナラ負けを喫した。「マウンドで緊張しているピッチャーに声をかけることができなかった」と当時を振り返る。春の悔しさを胸に練習試合では常に本番を意識して臨んでいるという。「自分たちのプレーができるように、積極的に声を掛けていきたい」と主将として今大会の意気込みを語った。
3歳で野球を始め、戸部タイガースから中本牧リトルシニアを経て横浜隼人高校に進んだ。祖父は戸部タイガースの創設者で、父親も同チームのOBでコーチを務める野球一家だ。
戸部タイガースでは主将を、中本牧リトルシニアでは副主将を務めた。現在は横浜隼人高校の主将として156人の部員を率いる。練習では積極的に声を出してチームを鼓舞する。
順調な野球人生に見えるが、高校では過去2年、けがに泣いた。1年生の夏には接触プレーで負傷し、2年生の4月には右ひざの靭帯を切る大けがを負い、手術とリハビリを経験した。「去年は試合にも出られずスタンドで応援していたのに、まさかキャプテンに指名されるとは」と父の俊彦さんは語る。
昨夏ベスト8で今大会第2シードの横浜隼人高校は、7月17日(日)午前11時からサーティーフォー相模原球場で、三浦学苑高校と川崎総合科学高校の勝者と2回戦を迎える。
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