6月に横浜高速鉄道(株)の社長に就任した 鈴木 伸哉さん 中区在勤 60歳
沿線発展が横浜の成長に
○…新たな路線整備に伴い、東急東横線の桜木町駅が廃止に。環境の変化に戸惑う駅周辺の関係者に対し「理解を得るため2年間、何度も話し合いました」と当時を振り返る。市職員として、みなとみらい(MM)線の運行会社である横浜高速鉄道の設立や、路線工事のタイミングで関わるなど、MM線への思いは人一倍だ。そして今、開業13年目を迎えたMM線のトップとして操舵を握る。
○…「まずは安全の確保。お客様に快適にご利用いただける環境整備が第一です」と鉄道事業者としての責務を語った。転落防止を目的としたホームドアについては「なるべく早期に実現したい」とする。また、都心環状鉄道の一部として「根岸への延伸については今後も議論が必要」と長期的な視点に立つ。
○…川崎市中原区出身。その後、神奈川区に引っ越し大学生までを過ごす。東京大学工学部では都市計画を専攻。就職にあたり、「六大事業」など先進的なまちづくりで知られた横浜市に魅力を感じ、1978年に入庁。都市整備局横浜駅周辺等担当理事や建築局長などを経て2012年から4年間、副市長を務めた。仕事に対し「ルールはルールとして、本来どうあるべきか」を大切にする。
○…過去にはフルマラソン3回、さらには100Kmのウルトラマラソン出場にも意欲を燃やす。また「五街道の踏破、百名山制覇もやりたい」と活動的だ。55歳で初めて鑑賞したという宝塚は「愛が貫かれているんだよね」とその後ファンに。現在は母と妻との3人暮らしで、いつもそばには愛犬や愛猫がいた。世代交代もあり、今は1歳になるトイプードルのみ。「この子の天下ですね」と笑った。
○…横浜から元町・中華街を6駅でつなぐMM線。臨海部の開発において重要な役割を担うと指摘する。「沿線地域とともにさらなる成長・発展を目指したい。それが横浜の発展につながれば」と期待する。
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