伝説のライブハウスとして知られる本牧の『ゴールデンカップ』=本牧町1の46=が4月にリニューアルオープンし、連日ミュージシャンがステージを飾るなど新たな一歩を踏み出した。
ベトナム戦争真っ最中の1964年12月に誕生したゴールデンカップ。米軍の接収地近くの立地とあって米兵らが集い連日連夜、にぎわったという。人気グループサウンズバンド「ザ・ゴールデン・カップス」を輩出したことでも知られる。
接収解除後、米兵の足は途絶え客足も遠のいていった。近年、経営が低迷するなかで伝説のライブハウス復活を願い、市内で観光業を営んでいた尾崎千代太郎さん(67)が経営を引き継ぐことになった。
18・19歳から同店に出入りしていたという尾崎さんは「『カップ』をなくしちゃいけない」と語気を強める。実際の経営は、ミュージシャンでもある小高和男さん(65)がビジネスマネジャーとして担い、尾崎さんは顧問として支える。
手相などの占いも
8月6日にバンド『RenSationS』のボーカルとして出演した阿部蓮生さん(55)は、これまでカルチャー教室で子ども向け英会話の講師を務めるかたわら、手相やタロット占いも行っており、当日は演出の一環として来店者の手相をみるなど、音楽だけではない新たな魅力づくりに挑戦する。阿部さんは今後、新生ゴールデンカップを拠点に活動する予定だ。
地域との交流を重視する尾崎さんは「若い人にももっと来てもらえるようなお店をめざします。ぜひ気軽に来店ください」と呼びかけている。(問)【電話】045・623・9353(午後6時〜、月曜休)。
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