炫武館=中区羽衣町=の選手8人が7月に長野県で開催された「第9回全日本ジュニアテコンドー選手権大会」で入賞を果たした。9月2日には選手ら8人が柏崎誠副市長を表敬訪問。選手らはそれぞれの成果を振り返り、「来年は優勝したい」など意気込みを語った。
同大会は全日本テコンドー協会が主催しており、同協会加盟団体に所属する小学生から高校生まで400人以上の選手が参加する大規模な大会。
テコンドーは古くから朝鮮半島に伝わる武術を起源としたスポーツで、炫武館は日本国内のテコンドー普及およびレベル向上を目的に、1991年に来日した姜炫淳(カン・ヒュンスン)さん=写真後列左=によって2001年に開設された道場だ。同館は、毎年同選手権で入賞者を輩出しており、表敬訪問は3年連続となった。
表敬に訪れたのは小学1年生から高校3年生までの入賞選手7人と姜さん。そのうち、芹澤美郁さん(中学2年)と小山内(おさない)海斗さん(高校3年)=人物風土記で紹介=は優勝を果たした。小山内さんは2連覇。
今年度の日本オリンピック委員会(JOC)強化指定選手でもある小山内さんは「負けるわけにはいかないという気持ちで戦った。東京五輪の舞台に立てるように頑張りたい」と語った。同大会初の入賞(3位)となった野坂知世さん(小学5年)は「全日本で初めて入賞できてうれしい。来年はもっと練習して金を取りたい」と話した。
柏崎副市長は「市を代表して素晴らしい成績を残したことを誇らしく思う。東京五輪、そしてその先を目指して頑張ってほしい」と一層の期待を寄せた。
テコンドーは2000年のシドニー五輪から正式競技となっており、1973年に設立された世界テコンドー連盟(WTF)には現在160カ国以上が加盟。競技人口は5千万人以上を誇る。空手とキックボクシングをあわせたような格闘技で、特に足技を重視する。試合はボディプロテクターなどを装着して行われ、試合時間内に獲得したポイント数によって勝敗が決まる。
小山内さんと芹澤美郁さんの他に、村上智蓮さん(高校2年)、村上智奈さん(中学2年)、時田里緒さん(小学5年)、豊田泰隆さん(小学4年)が2位、芹澤美佳さん(小学1年)が3位入賞を果たしている。
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