中区内で発生した住宅火災で近隣住民が協力して適切な初期消火にあたったとして、10月28日に中消防署で感謝状の贈呈式が行われた。
表彰されたのは、区内在住の牧野富夫さん(73)、鈴木慶子さん(69)、石原智子さん(47)の3人。火災は近隣の住宅1階の台所から出火。「火事だ」の声で気付いた鈴木さんと石原さんがバケツに水を汲んで台所の窓と外壁に水を掛けて延焼を防ぎ、牧野さんが自宅から持参した消火器で初期消火を行った。火はその後駆けつけた消防団や消防署員によって完全に消し止められたが、3人の初期消火のおかげで被害を最小限に抑えることができた。
牧野さんは「無我夢中だった。怖さはなかった」と当時を振り返り、鈴木さんは「石原さんのような若い方が率先して動いてくれたおかげ。近所のつながりが強い地域だからこそ、皆で助け合えた」と話した。
感謝状を贈呈した中消防署の林久人署長は「3人の初期消火がなければ隣接する住宅に火災が広がっていたかもしれない。勇気ある行動に心から敬意を表したい」と感謝を述べた。
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