神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中区・西区版 公開:2016年12月1日 エリアトップへ

根岸森林公園 桜山の老木、再整備へ 安全性と魅力の向上目指す

文化

公開:2016年12月1日

  • LINE
  • hatena
伐採する桜の状態を説明する樹木医(左)
伐採する桜の状態を説明する樹木医(左)

 根岸森林公園=中区根岸台=で11月26日、同園の花見スポット・桜山の再整備について説明会と現地見学が行われた。桜山の桜は老朽化による倒木が懸念されており、市環境創造局は、新たな桜山の整備など、来春以降本格的な整備を進めていきたいとしている。

 根岸森林公園を管理する市環境創造局南部公園緑地事務所によると、同園では2009年頃から台風による桜の倒木が報告されており、14年には健全と思われていた桜2本が夜に突然倒れたという。

 倒木はナラタケモドキやベッコウタケと言った、木の根元などに生える腐朽菌による根腐れや幹腐れが原因と考えられている。

 特に花見スポットの桜山は、桜の密植・過湿・踏圧により生育環境が悪いとされている。倒木による人的被害の可能性、景観劣化という課題に対処するため、同事務所は16年6月から8月に桜山の診断を実施。その結果、217本のうち、167本が観察・処置・撤去などの対策が必要と診断され、桜山更新計画を策定する運びとなった。

 当日は同事務所および根岸森林公園のスタッフ、応募で参加した地域住民らが集まり、更新計画の説明、樹木医立ち会いの現地見学が行われた。説明会に参加した70代の女性は「公園の近くに住んでいて、毎年桜を楽しみにしている。なぜ桜を伐採しているのか、納得できた」と話した。

 植栽工事は17年4月から8月にかけ行う予定。現在の桜山は「景観優先エリア」「安全優先エリア」「ハンブルグのサクラの女王エリア」の3つに分けられ、それぞれ景観維持、芝生広場への転換等が予定されている。また、梅林近くの斜面に新たな桜の見所が設けられ、その他早咲きの桜で来園者を迎える「出迎えのサクラ」、歩道を20種ほどの桜で彩る「十色のサクラ」など、園内各所に花見を楽しめるエリアが設けられる。同事務所は「区制100周年を迎える27年に合わせて計画を完了することができれば」としている。

中区・西区・南区版のトップニュース最新6

3団統合し新体制に

中消防団

3団統合し新体制に

大規模災害への備え強化

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

50年後 中・西区は増

横浜市人口推計

50年後 中・西区は増

南区は2万9千人減

4月11日

文化の発展担い60周年

横浜市民ギャラリー

文化の発展担い60周年

アートを親しむ場に

4月11日

連携で火災被害最小限に

南区の小中学生

連携で火災被害最小限に

冷静対応、消防署が感謝状

4月4日

「今昔かるた」が完成

西区

「今昔かるた」が完成

歴史や魅力の発信へ

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

中区・西区・南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

中区・西区・南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook