横浜駅東口の地下街「横浜ポルタ」を運営する横浜新都市センター株式会社が、訪れた外国人の急病などに対応する「急病人・怪我人等の聞き取りシート」を導入した。商業施設が独自の聞き取りシートを作成、導入するのは市内でも初の取組み。
聞き取りシートは、英語、中国語、韓国語の3カ国語で作られ、「どこが痛みますか」「何か病気にかかったことがありますか」など8つの質問項目に加え、傷病部分を指さし確認できるようになっている。防災センターの職員がシートを使って対応し、外国人客の不安解消と救急隊到着前に適切な情報を得ておくことで迅速な応急処置の一助になるようにするもの。
このシート作成を立案したのは、同社防災保安担当部長の牧島敬行氏。元消防職員で、外国人客の安全対策の一環として考案。西消防署と協力し、救急隊が実際に使用する聞き取りシートを参考にして商業施設向けにアレンジした。
ポルタでは、以前は1カ月30件ほどだった外国人のインフォメーションセンターでの問合せが今では1日30件に増えるなど、外国人客が増加している。牧島氏は「ラグビーW杯や東京五輪など、これからますます外国人のお客様が増えることが見込まれる。施設として外国人向けの安全管理を今後も進めていきたい」と話した。
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