洋菓子の製造・販売を行う株式会社三陽物産(山本博士社長)=本社・中区長者町=が横浜市立大学の学生と共同開発した商品「横浜かすてらラスク汽車道」を3月11日から販売した。11日と12日に開港記念会館で行われた横浜三塔の日イベントの特設喫茶でも販売された。
同社はかつて南区に窯があった「眞葛焼」の展示施設を運営するなど、横浜の歴史や文化の継承を企業理念にしている。「社会の役に立つお菓子」をテーマに2014年から市大学生との企画を開始。これまでに「横浜三塔」を知ってもらうための菓子などを作ってきた。共同開発は4商品目。
「かすてらラスク」は、横浜が鉄道発祥の地であることから、汽車道の線路をモチーフ。カステラの間にココアカステラを挟んで線路に見立てている。裏面はチョコでコーティングした。商品リーフレットには市大所蔵の錦絵を使用。6枚入りで870円。売上の一部は児童虐待防止活動を行うNPO法人に寄付される。詳細は同社【電話】045・251・8642。
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