中区の本牧・根岸地区連合町内会をはじめ、同地区の小中学校や神社、コミュニティハウスなど56団体で構成されている「元気な本牧・根岸まちづくりの会」(岩村和夫会長)はこのほど、郷土資料として明治から現代までの本牧・根岸地区の明細地図を完成させた。
この地図は明治、大正から昭和初期ごろ、戦後の接収時期、そして現代の4種類からなる。その他、小学校低学年の児童にも親しんでもらおうとイラストなどがちりばめられた絵地図も制作した。
3月24日には、岩村会長をはじめ同会事務局の菊地義則さん、また時代考証から地図の詳細を担当した八聖殿郷土資料館の相澤竜次館長の3人が間門小学校を訪れ、地図データを収めたCD―Rを石川純一校長(当時)に手渡した。石川さんは「学習内容に応じて活用できる。まちに愛着をもつきっかけになれば」と話していた。
同会では、地域を知る教材の1つにしてもらいたいと、一昨年から地図作成を検討してきた。地図には、間門小の近くにあった海の家「竜宮殿」や接収時代の飛行場なども記されており、本牧・根岸地区の近現代を知る貴重な資料となっている。相澤館長は「様々な地図はあったが、等高線などをはじめとした表記が揃った地図はなかった」とその価値を評価する。
このCD―Rは、間門小と大鳥、南本牧の3小学校、大鳥と本牧の2中学校、また地区センターなど計24カ所に寄贈された。
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