今年6月に創立90周年を迎える奉仕活動団体「横濱ロータリークラブ」(横濱RC・加藤和之会長)は、「地域社会への奉仕」の実践事業として横浜港大さん橋国際客船ターミナルに電動車いす「WHILL(ウィル)」5台を寄贈した。
5月16日には、客船ターミナルの表玄関である出入国ロビーで寄贈式が行われ、同クラブの加藤会長が、国際客船ターミナル指定管理者JVの代表団体、横浜港振興協会の藤木幸夫会長に目録を手渡した。
寄贈された電動車いすは、鶴見区のWHILL(株)が開発した「パーソナルモビリティ」。健常者、障害者の区別なく、すべての人が移動を楽しくスマートにすることがコンセプトだ。式典では、5台のWHILLの試走もあり、低速・中速・高速でスムーズに会場を走る様子が披露された。
寄贈した横濱RCの加藤会長はあいさつで「よりすばらしい大さん橋になれば」と思いを語った。また、今後とも「地域に目を向けた奉仕活動に力を入れていきたい」と話した。
受贈者を代表して登壇した藤木会長は、日本の玄関口だった大さん橋を称え、海外の人も多数訪れる同所で「電動車いすが活躍するのが目に見えるようです」と感謝の意を表した。
同JVでは、電動車いすを活用した施設内見学ツアーなどの企画も予定する。
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