5月12日に贈呈式が行われた「第52回神奈川県看護賞」に選ばれた中区所在団体の2人目を紹介する。
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(公財)かながわ健康財団に所属する保健師の菊間博子さん(61)は、保健福祉事務所に寄せられた苦情相談や相談記録に着目し、ガイドラインやマニュアルの作成に取組み、相談対応能力の向上に寄与したことなどが評価され、県看護賞を受賞した。「一人ではできない仕事を皆で話し合って取り組んだ結果。日頃のコツコツとした活動が評価されて嬉しい」と受賞の感想を話した。
県央地域の保健福祉事務所に在籍時、近所トラブルなどの内容を精査し、その原因となる問題行動の傾向把握に努めた。その結果、問題行動をする人は、精神疾患など何らかの問題を抱える場合が多いことが明らかに。サポートが必要な人に対して医療機関などと協力し、生活支援体制を構築。地域住民に対しても精神疾患への理解を啓発するなど、地域全体でサポートする体制を整えた。またケースワーカーが受けた苦情やその後の対応を記録してマニュアル化。生活苦情の円滑な対処とサポートに努めた。
「引き続き地域の方々の役に立つ活動をしていければ」と語った。
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