詐欺被害防止を呼び掛ける中嶋選手
山手警察署（中戸川儀行署長）で６月14日、「一日山手警察署長委嘱式」が行われ、プロレスリング・ノアの中嶋勝彦選手が一日署長に任命されて特殊詐欺撲滅を呼びかけた。
同イベントは、県内で激増している特殊詐欺（振り込め詐欺）の被害を撲滅するために開催されたもの。
中嶋選手は中戸川署長から大役を任されると「詐欺はとめるけど、俺はとまらねぇ」と意気込みを語った。その後は銀行や郵便局、イオン本牧店のイスパニア広場を訪れ被害防止を呼び掛けていた。
今年に入り県内では８２８件の特殊詐欺が発生しており、昨年同時期と比べ３２９件増加している（６月13日時点）。被害総額は約18億円で、最近では銀行や警察を名乗って「キャッシュカードが不正利用されている」と語り、自宅を訪問して受け取ったカードで現金を引き落とす手口が増えているという。同署管内では昨年一年間の発生件数は11件で、今年は６月13日時点で10件発生している。
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