デビュー 祝 20周年 ゆずの素めぐり 中区 CROSS STREET
横浜が生んだアーティストゆず。始まりの場所をめぐり、彼らのわだちを辿ります。嗚呼、青春の日々を過ごしたふるさとにゴーイングホーム。
伊勢佐木町4丁目の商店街に突如現れる一面ガラス張りの建物。多目的イベントスペースとして7年前にオープンした際、かつてこの地で路上ライブを行っていたゆずが『CROSS STREET(クロスストリート)』と名付けた。
入口には以前から『伊勢佐木町ブルース』の故・青江三奈さんの看板と歌碑もあり、「音楽ゆかりの街イセザキ」の新たなシンボルに。オープン2カ月後には、名付け親のゆずが地元の人たちを招いた凱旋ライブを開催。その時書いたサインに添えられた言葉は”ザキは僕らの原点”だった。
同施設の管理運営を行う植田淳さんは、「イセザキの路上から羽ばたいたゆずのような若きミュージシャンがまた生まれたら」と夢を語る。利用料を低価格に設定したり、入場料5百円の土日ライブを開いて毎回4〜5組を出演させるなど、若き音楽家たちに発表の場を提供。利用者の中にはゆずに憧れて音楽を始めたという人も多いという。
クロスストリートの名前に込めた「様々な文化、音楽そして人と交差(クロス)する場所になって欲しい」というゆずの願い通り、今や寄席やイベントなど様々な交流拠点となっている。平日は閉まっていることが多いが、植田さんはゆずっこ(ファン)を見かけると鍵を開けて案内してあげるとか。「命名してもらった名を汚さぬよう、地域の皆様にも愛される施設にしていけたら」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|