西消防署(中嶋俊明署長)と保土ケ谷消防署(宮代徹署長)の合同チームが、23日から宮城県で開催される全国消防救助技術大会に出場する。種目は、水上の部の溺者救助。
この大会は、消防救助隊員の救助技術を競うもので、陸上の部と水上の部があり、全国の予選を勝ち抜いた約1000人の隊員が日ごろ鍛え抜いた救助技術を披露する。
西・保土ケ谷の合同チームが出場するのは、水上の部の『溺者救助』。小型救命浮環に救命ロープを結着した後、浮環をプール内に投下、救助者が25m先の要救者まで搬送し、これに要救助者をつかまらせ、救命ロープをけん引して救助するまでの安全確実性と所要時間を競う。メンバーはロープの引手が村田利樹さん(西消防署警防第一課)、浮環を搬送する泳ぎ手が程島弘成さん(保土ケ谷消防署権太坂消防出張所一係)、要救助者が松野裕介さん(同)。
チームは県大会を12チーム中2位で通過し、関東大会では28・2秒と県大会より0・6秒縮め3位となり全国出場を決めた。「30秒足らずの競技なので確実さが必要」とこの種目で3回目の全国出場となる村田さん。程島さん松野さんも他種目で全国出場したことがあり、「一番を目指したい」と3人の想いは一つだ。
1日には坂野満消防局長が訓練センター=戸塚区=を訪問。「日頃の訓練の成果でありとても頼もしい。災害現場の基礎となる技術なので、全国の舞台で精神力、体力、技術のレベルアップを図ってほしい」と3人を激励した。中嶋署長は「一発勝負の力を磨いてきたと思う。全国大会で底力を出してほしい」と話した。
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