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戸部小学校初代校長墓、長期保存へ有志保存会が管理者に

教育

掲載号:2017年12月7日号

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保存会の金子勝雄会長(左)と、現校長の柳澤潤顧問
保存会の金子勝雄会長(左)と、現校長の柳澤潤顧問

 戸部小学校の初代校長・岡田台三の墓が久保山墓地にある。同校PTAのOBや地域住民が保存会を作り毎年墓前祭を行っていたが、この度保存会が墓地の管理者として市の許可を受け、長期保存への筋道が立った。

 初代校長の墓は久保山墓地の中腹にあり、墓標には「故戸部學校長岡田台三墓」と記されている。墓銘によると1885(明治18)年の11月、23歳で亡くなった。身寄りがなく、墓は有志者が建てたとされている。

 墓の存在が明るみになったのは戸部小が創立100年を迎えた1979年。近隣住民が散歩中に墓を見つけ、作成中だった記念誌に急きょ写真を挿入した。

 それからは有志が供養を行い、1985年に当時西区観光協会会長だった坪井鎌蔵さんが発起人となり、初めて「墓前祭」と題し命日に合わせて正式な供養をするようになった。

 1990年には学校、PTA、PTAのOB会、学区内町内会・自治会による「戸部小学校初代校長 故岡田台三先生のお墓保存会」が発足。行政的には身寄りのない「無縁墓」扱いとなっており、整理対象のはなしも出ていたことから保存に向け働きかけを続けてきた。

 この間、墓石も崩れそうになるなど老朽化。墓の整備は親族など承継者以外できないため、区連合町内会・自治会連絡協議会の会長でもある保存会の金子勝雄会長が中心となり、区と協議を重ねてきた。その結果、今年9月に金子会長の名義で墓地使用許可が市から下り、整備が可能に。11月に同校卒業生の業者によるコーティングが施され、18日には保存会ら21人が参加し、墓地の清掃と読経による墓前祭が行われた。

 金子会長によると読経が終わる頃にパラパラと雨が降りはじめ「涙雨。うれし涙かな」との会話があったという。

 28代目となる現校長・柳澤潤さんは「これ以上ない形で整い、素晴らしいと思う。2年後に創立140周年を迎える歴史の大きなひとつ」と喜んだ。

岡田校長の肖像画と、久保山にある墓
岡田校長の肖像画と、久保山にある墓
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