韓国の伝統文化である「キムジャン(キムチづくり)」が12月6日、中区山手町の駐横浜大韓民国総領事館で行われ、地域住民や中区在住の中国人ら約40人が参加した。
キムジャンは冬が訪れる11月ごろに各家庭で行われる韓国の伝統的な慣習で、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されている。総領事館ではその伝統文化を地域住民に紹介するとともに、交流や友好を深めようと中区役所との共催で昨年から実施している。
当日は、李明烈(イミョンヨル)総領事をはじめ総領事館スタッフや新宿大久保のキムチ博物館館長・呉永錫(オヨンソク)さん、また中区の竹前大区長らも参加。
開催にあたり李総領事は「多文化共生に寄与できるよう様々な事業を展開したい」と日本語であいさつ。竹前区長は中区人口の1割が外国籍と説明し「地域で交流を深めることが国同士の友好にもつながる」と今回の意義を話していた。
その後、キムチ研究家の柳香姫(ユヒャンヒ)さんが唐辛子や大根、リンゴなどを混ぜた真っ赤な「ヤンニョン」(タレ)の塗りこみを実演。参加者も用意された塩漬けの白菜の葉一枚一枚にヤンニョンを塗りこんでいた。参加した女性は「楽しかった。これを大量にやるのは大変そう」と話していた。
完成後には、ゆでた豚肉とともに味わうボッサムキムチが振る舞われた。
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