4月1日告示、10日投開票の横浜市会議員選挙と神奈川県議会議員選挙へ向けて、南区から立候補を予定している顔ぶれが出そろってきた。2月28日時点、本紙の調べでは市議選(定数5)には現職4人、元職1人、新人3人の合計8人が、県議選(定数2)には新人2人が名乗りをあげているが、県議選では新たに立候補へ向けた動きも見られ、選挙になるか注目される。
5つの議席を争う市議選。現職では前回の得票数順に公明党の仁田昌寿氏(4期・54歳)、自民党の渋谷健氏(1期・52歳)、民主党の高梨晃嘉氏(4期・63歳)、無所属の片桐紀子氏(2期・47歳)の4人が立候補の準備を進め、自民党の丸山峰生氏(4期・63歳)は今期限りでの引退を表明している。ほかには、共産党の元職・荒木由美子氏(3期・51歳)と丸山氏の後継として活動する自民党の遊佐大輔氏(29歳)、前回、無所属で立候補し、今回は民主党推薦の横手晃氏(43歳)、みんなの党の木下義裕氏(33歳)の3人の新人も立候補の意思を固めている。
仁田氏は党会派の団長を務め、子育てや障害者支援などの実績を訴える。
渋谷氏はスポーツ振興や商店街の活性化、地域コミュニティの再生を主張する。
高梨氏は青少年問題や議会改革に取り組み、生活者視点の政策を重視する。
片桐氏は英語教育の推進を主張するほか、国際化に備えた人材育成を訴える。
荒木氏は議員報酬の一部カットや小学校卒業までの医療費無料化などを主張。
遊佐氏は丸山氏の後継として福祉分野や世代間の交流の必要性を訴える。
横手氏は地域主権改革の推進と高齢者や子育て世代を守る取り組みを目指す。
木下氏は学校の教員の経験を活かし、学校を交流の場にすることを主張する。
県議選 自・民以外の動きも
2議席を争う県議選。現職の自民党・新堀典彦氏(7期・70歳)と民主党・安斉義昭氏(5期・60歳)がいずれも出馬せず引退する。新堀氏の後継として三橋政雄氏(41歳)、安斉氏の後継には岸部都氏(52歳)の新人2人が立候補を予定。
三橋氏は中央から地方への権限委譲や中小企業対策、教育改革を掲げている。
岸部氏は元教員として、小学校低学年の少人数学級制導入などを訴える。
現時点で立候補を表明しているのは2人だけだが、無投票を避けようと、一度は擁立見送りを決めていた共産党が候補者選びを摸索するなど、他党の立候補への動きも見られる。
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