座席下から空気を送る
南太田駅前の喫茶店「ぱあら〜泉」に２月23日からたばこの煙を座席下の空調で換気する新しい設備が導入された。同店や開発メーカーによると、このタイプの空調は全国初設置。
この空調設備は店舗デザインなどを手掛けるア・ファクトリー（埼玉県）と空調機器メーカーのダイキンエアテクノ（東京都）が共同で開発したもの。同店がＪＴ（日本たばこ産業）の支援を受けて導入した。
同店２階に設けられたこの設備。座席の脇と背面の下側から空気を上に送る仕組みになっている。
飲食店の多くは換気扇などで空気をかき回していたが、ダイキンエアテクノによると、空調を座席下に設けたのは初めてだという。
県は受動喫煙防止条例を制定し、小規模飲食店にも禁煙か分煙を努力義務として課している。同店の八亀淳也店長は「お客様が少しでも快適に過ごしてもらえれば」と話していた。
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