横浜市が行った市民意識調査の結果がこのほど公表され、市民の中でも南区民は特に横浜に強い愛着を感じ、今の場所に住み続けたい意思を持っていることが明らかになった。一方、区内の自然環境や景観については悪いと感じている人がほかの区より多い傾向も分かった。
同調査は市民の生活意識を明らかにし、政策立案や市政運営に役立てようと、市が毎年行っているもの。調査は昨年6月から7月に行い、20歳以上の2335人から回答を得た。このうち、南区民は131人。
横浜というまちに対して愛着や誇りを感じているかを尋ねる設問では、「感じている」と「やや感じている」を合わせた割合が市全体で77・6%だったのに対し、南区の回答者は85・5%だった。これは中区に次いで18区中2番目の高さ。以下、西区、磯子区と続いており、市中心部に近い地域で愛着を感じている人が多いことがうかがえる。
居住に関する設問では、南区回答者の11・5%が現在の場所に45年以上住んでいると回答。これは市全体の7・1%を大きく上回り、全区で最も高い。
現住所に住み続けるかに関して南区回答者のうち「住み続ける」、「たぶん住み続ける」とした人が73・3%で旭区に次いで2番目だった。前年の同調査では南区は64・7%で、定住意向が強まっている。
緑や自然、オープンスペースの豊かさについては、市全体で「悪い」と「どちらかといえば悪い」が合わせて13・5%だったのに対し、南区は25・2%と、神奈川区、鶴見区に次いで高かった。まちなみなどの景観の良さでも「悪い」は20・6%で4番目の高さだった。この結果から、環境面に良い印象を持っていない南区民が多い実態が浮き彫りになったと言える。
調査結果の詳細は市政策局のホームページでも公表されている。
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