”あーす”を変えるエコライフ 環境連載23 エアコンの使い方(上) 取材協力/ステップチェンジ
昨年の夏は記録的な猛暑でした。今年は昨年ほどではないと予測されますが、電力供給が不足し、節電が求められています。そこで節電のカギとなるエアコンの上手な使い方について、2回に分けてお伝えします。
■風を通す
部屋を閉め切ってエアコンをつける前に、窓を開けて風を通してみましょう。風の入り口の扉や窓と、出口側の扉や窓を開けると、思いのほか気持ちの良い風が吹き込むことがあります。日中に外出して夜間に戻ると、部屋の中が「ムッ」とするほどの熱気を感じることがありますが、慌ててエアコンをつけずに、まずは風を通して換気をしましょう。それだけで部屋の温度が下がり、エアコンの冷房負荷を落とすことができ、節電につながります。
■こまめにフィルター洗浄
エアコンの取扱説明書には必ず「フィルターをこまめに掃除してください」という注意が書かれていますね。フィルターがホコリで詰まると、エアコンの性能が急速に落ちてしまいます。フィルター掃除は面倒ですが、エアコンを我慢するよりよほど楽なものです。1〜2週間おきに掃除をするようにしましょう。最近の機種は「自動お掃除機能」がついていますが、フィルター掃除にも電力が使われますので、手動掃除を上手に併用しましょう。
■熱の侵入は家の外で防ぐ
部屋の外から日射などで熱が侵入すれば、エアコンは常に温度を下げるために電力を消費します。部屋の中のブラインドやカーテンでは熱が入ってしまうので、部屋の外側で熱が入ってくるのを防ぐようにしましょう。すだれや日よけ、ゴーヤやアサガオなどの「緑のカーテン」を作ると良いでしょう。(次号に続く)
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