六ツ川の県立横浜国際高校(羽入田眞一校長)の校庭が県立高校としては初めて全面的に芝生化され、10月8日、ラクロス部の試合で地域に披露された。
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同校は六ツ川高校と外語短大付属高校(磯子区)が統合し、2008年に開校した。開校直後に生徒が校庭にあった針金でけがをする事故が発生。また、風で校庭から砂ぼこりが舞い上がり、近隣の住宅に影響を与えることから、校庭整備が懸案になっていた。県が毎年数校のペースで高校の校庭芝生化を進めていたため、同校は芝生化を決めた。
3ヵ月で根付く
7月9日に苗を植え、定期的に水撒きを行い、肥料を与えてきた。養生期間中、校庭を使うラクロス部やサッカー部は付近の六つ川小学校の校庭で練習。3ヵ月間で芝が根付き、土の校庭は約5000平方メートルの緑のじゅうたんに生まれ変わった。
こけら落としとなった試合は、同校文化祭の中で行われ、ラクロス部の現役選手と卒業生が出場。試合後、選手からは「今までより校庭が広く感じ、気持ちが良かった」「ひざへの負担が少ない」などの声が聞かれた。一方で「ボールが今までより跳ねない」「スパイクに芝が絡み付く」との意見も出ており、今後の練習で克服していきたいとしていた。校庭が使用できない間、ラクロス部は市立戸塚高など、他校で練習していたため、そのお礼も兼ねて、今後は招待試合を行う。
授業での使用や地域住民への開放などは、芝の生育状況を見ながら、判断していく方針だ。
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