2月11日の「みなっちスポーツフェスタ」実行委員長として運動の楽しさを伝える 岩崎 亮二さん 大岡在住 46歳
強い心身を柔道で鍛える
○…スポーツ関係17団体で組織される南区体育協会が主催し、誰もが楽しめるイベントとして3回目を迎えたフェスタ。今回の実行委員長として昨年夏から準備を進める。「協会内には手作り行事に長けた人が多いので、とても助かる。私の役割は会議で雑談が長引かないようにするくらい」と笑う。今回は過去2回で人気が高かった卓球やインディアカの時間を拡大。「家族で笑いながら汗を流してほしい」と意気込む。
〇…東京・練馬出身。中学では野球部に。ある試合で勝利までアウト1つに迫った時、ファーストを守りながら「自分のところにボールが来ないでほしい」と考えていた。「そんな自分が嫌だった」と高校から柔道を始める。脱臼、骨折で何度も辞めようと思ったが、仲間の支えで最後まで続けられた。社会人になり、柔道から離れた時期もあったが、14年前、「南区柔道錬成会」の門を叩き、再び畳の上に。当初は自分が習うつもりだったが、指導者になることを勧められ、小学生を中心に指導を始めた。
〇…「いじめられているので強くして」「社会のルールを教えて」との理由で子どもを入会させる保護者が多いことに当初は驚いた。「その子にとって何が足りないのかを考えている」。時には子どもに厳しく接することもあるが、保護者と話し合いを重ねた上での指導に「涙を流して感謝されることもある」という。「背中を伸ばして腹から声を出せば、社会で通用する」と言い切れるのは、礼儀作法や辛抱強さを柔道が教えてくれた経験があるからこそ。
〇…生命保険の代理店に勤務するが、週3回の稽古、週末の大会には欠かさず顔を出す。趣味は2年前から大岡地区センターで習う絵手紙。「女性ばかりの中”黒一点”です」と苦笑い。絵で養う集中力は柔道にもつながる。「1人でも戦える子どもを育てたい」と語り、スポーツを通し、胸を張って人生を歩める子どもを社会に送り出していく。
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