南区役所は12月10日から、病気や災害時に備え、個人の医療情報や緊急連絡先を救急隊員らに知らせるための用紙が入った「救急医療情報キット」の配布を始めた。
配布の対象は、65歳以上の単身・高齢夫婦世帯、障害者など。自治会・町内会を通して希望者に無料で配布している。
500ミリリットルのペットボトルとほぼ同じ大きさのプラスチック容器の中に入っている用紙には、自分のかかりつけ医や服用している薬の種類などの情報を記入することができる。
冷蔵庫内に保管
書き込んだら、容器を冷蔵庫内に保管。扉と玄関ドアの内側にキットが入っている旨を知らせるシールを張ることで、万が一の際、救急隊員らに個人情報をいち早く知らせることができるようにする。
同様の取り組みは全国で進んでおり、南区でも高齢者の割合が多いことから導入を決めた。
10月中旬から申し込みを受け付け、当初見込んでいた8500個を大きく上回る1万3500個の申し込みがあり、追加で作製しているという。区では配布対象者が約2万8千人と見ており、半数近くが申し込んだことになる。
南区福祉保健課では「救急隊の視点も踏まえて作った。すでに地区全体で取り入れたいという声も聞かれる」と反響の大きさを感じているという。
キットに関する問い合わせは同課【電話】045・743・8267。
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