神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2013年5月30日 エリアトップへ

六ツ川中央西公園愛護会 清掃続け国交大臣表彰 12年間の活動が評価

社会

公開:2013年5月30日

  • LINE
  • hatena
草刈りをする愛護会の会員
草刈りをする愛護会の会員

 六ツ川中央西公園愛護会(坂田孝一会長)が緑化推進活動で功績があったとして「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞し、5月18日に三重県で表彰式が行われた。長年の清掃活動が評価されたもので、同表彰の受賞は、南区では20年ぶり。

 今年で24回目となる「みどりの愛護」功労者表彰。今回、全国では78団体、県内4団体、市内2団体が表彰を受け、六ツ川中央西公園愛護会は、12年間にわたる公園の整備、清掃活動が評価されての受賞となった。南区内の団体の受賞は、2003年に井土ヶ谷公園愛護会が受賞しており、今回が20年ぶり2度目。

 同会は、2000年に設立され、現在は近隣に住む6人が六ツ川中央公園(六ツ川1丁目)西側の草刈り、清掃、木の剪定を月3回行う。約1万3千平方メートルの同公園は、半分が斜面で3台の草刈り機を使い、整備している。「自分たちの地域は自分たちで守るのが当たり前」と会員の全員が口を揃える。昨年は、月2回、市の緑化センターの勉強会に1年間参加し、技術・知識向上にも努めている。会員だけの活動とは別に、子どもを含めた地域住民との草刈り、清掃活動も実施している。

 会をまとめて4年目の坂田会長は「特別なことをしているつもりはない。この会ができてから、地道に継続して活動している点が評価してもらえたのでは」と話し「先輩方の活動の重みを感じる。この取り組みを絶やしてはいけないと改めて感じた」と気を引き締める。区内の公園を管理する南土木事務所の荒井英子さんは「会がまとまっていて、みんなでこの公園を守ろうという気持ちが強い」と活動を評価する。

子どもに自然教室

 清掃活動以外にも、子どもたちに自然と接する場を設けるため、自然教室を開催。樹木に名札を付け、マイツリーを作るなど、公園を活用する取り組みを行っている。5月27日からは、老人クラブとともに、朝の「健康体操」を同公園で実施。地域を巻き込んだ活動の成果もあり、犬の糞を放置する人やごみの量が減ってきているという。しかし、マナーの悪い利用者がいなくなったわけではない。「一人ひとりがマナーを守ってほしい」と呼びかけている。

 「ボランティアで私たちが活動していることを、地域の方々も理解してくれるようになった」と坂田会長。「今の活動を若い人たちにも感じてほしい。愛護会を絶やさぬよう、世代交代もしなければ」という。現在活動している6人の会員の平均年齢は、72・5歳。同会がこれからも長く続くようにするのが会員の願いであり、課題でもある。

 坂田会長は「今までの草刈りや清掃活動はもちろん、この公園をいろんな目的で活用したい」と、表彰を励みに意欲を見せる。

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook