大麻や脱法ハーブなどの薬物乱用を防ぐ目的のイベントが9月8日、クイーンズスクエア横浜で行われた。主催は(社)横浜市薬剤師会、横浜薬科大学と横浜市による薬物乱用防止キャンペーン実行委員会。
薬物の専門家である薬剤師会が中心となり、8月から各地でキャンペーン活動を続けてきた。
今回のイベント当日は、同大の学生による薬物乱用防止教室や横浜税関の密輸手口紹介、薬物依存症者に共同生活の場を提供し、依存症からの回復を支援する南区宿町の施設「横浜ダルク」の活動が紹介された。ほかにも、子どもを対象にした薬剤師体験やチアリーディングチームの演技があり、多くの人が集まった。
薬剤師会の向井秀人会長は「若者のドラッグへの好奇心に対し、同世代の学生が危険を訴えることは有効」と話し、「薬剤師会として、今後、小中学校での教育に力を入れていきたい」とした。南区薬剤師会の川田哲会長は「若い人が多く参加し、薬物乱用防止に対する関心の高さを感じた」とイベントで手応えを感じた様子。
「断る勇気を」
薬物乱用防止教室でドラッグの怖さを説明した同大5年生の百瀬絵里子さんは「人生が台無しになってしまうので、絶対に手を出してはいけない。誰かに誘われても『ノー』と断る勇気を持ってほしい」と話した。
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