毎年全国で9月24日から30日まで行われる「結核予防週間」。南区福祉保健課健康づくり係は、9月号の広報よこはま南区版内で、結核について紹介するなど、注意の呼びかけに力を入れている。
市健康福祉局によると、南区では毎年約60人が結核と診断されている。2011年は54人が罹患し、11年の人口10万人に対する罹患者数は27・6人で市内2位だったという。これは、全国平均の17・7人を大きく上回っている。
結核は、人の咳やくしゃみによって空気感染する病気で、免疫力の弱い高齢者や乳児は特に発病しやすくなる。
南区の特徴として、せきや微熱が続くなどの症状があっても病院に行かず、重症化してから発見されることが多いという。そこで、同係は11年に結核の初期症状や特徴などをまとめたチラシを作成し、主催する講座や地域ケアプラザで配布するなど、啓発活動を続けている。区内に住む外国人が多いことから、チラシは中国語・韓国語・英語・タガログ語版も作成した。
同係は「結核は服薬で治る病気。若い人でも感染するので、過去の病気だと油断せず、早めの受診や乳児の予防接種を行ってほしい」と呼びかけている。
受診や結核に関する相談は同係【電話】045・743・8243。
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