南吉田小学校や石川小学校の出身者の一部が通い、昨年4月に開校した中区羽衣町の市立横浜吉田中学校(出川進校長・生徒数401人)の校歌が、このほど完成した。作曲したのはサザンオールスターズの原由子さん。作詞も一部手掛けた。昨年統合された吉田中学校の卒業生という縁から実現した。
同校は、富士見中(中区山田町)の耐震性不足と小規模対策を理由に、吉田中との統合により昨年4月2日に開校した新校。富士見が51年、吉田は66年と、互いに長い歴史を持つ伝統校のため、校舎は旧吉田中を活用するものの校名は新たにした。それにともない新しい校歌や校章も必要になっていた。
「生徒が声高らかに歌える校歌にしたい」(出川校長)との思いから、同校は地域住民や保護者らに相談。卒業生の縁から吉田中出身でサザンオールスターズメンバーの原由子さんに作曲依頼することができた。同校によると、原さんの完全なボランティアだという。新校歌は、3月の卒業式で初めて披露される。
詞は、昨年7月ごろに全校生徒から募集し、応募のあった作品をもとに生徒会が中心となり原案をつくった。それを原さんが一部編集し、曲を乗せたかたちだ。
出川校長は旋律を聴き「とても優しいメロディー。原さんらしいと思った」と感想を語る。また、「忙しい中、曲を手がけて頂き夢のよう。感謝しきれない」と話す。
作詞にあたり原案をまとめた生徒会は、統合した2つの学校への思いを踏まえ、言葉を必死に選んだという。出川校長は「生徒が何度も集まり、検討している姿が印象的」と振り返る。
新たな校章もこのほど完成。こちらも夏休みに生徒から図案を募集し、30以上の中から3つに絞り、全校生徒の投票で決めた。「横」浜「吉」田の 2つの「Y」を両翼にし、中央にはランドマークタワーのイメージを配した。全体として将来に向かって枝葉を延ばす樹をイメージしている。
南区版のローカルニュース最新6件
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|
|
<PR>