南区役所は、つる性植物を育てて葉をカーテンのように覆う「緑のカーテン」の栽培自主講座の企画団体を募っている。
緑のカーテンはヒートアイランド対策として南区が2006年から取り組む事業。南区の緑被率(300平方メートル以上の樹林地、農地、草地)は最新の09年度調査で15・4%と市内では西、鶴見、中区に次いで低い状況。緑を増やそうと、区は学校や家庭でのカーテン作りを支援している。
カーテンを作ると、葉が直射日光を遮り、室内の温度上昇を抑え、葉から出る水蒸気で周囲の温度を下げる効果があると言われている。過去に区が行った実験では、室内温度が3度も下がった家庭がある。
これまでは区職員が希望する団体に出向いてカーテン作りのアドバイスを行ってきたが、今年は区民に講座を企画してもらい、より多くの人にカーテン作りに挑戦してもらうことを目指している。
自主講座は5人から20人のグループが対象。区の講師は派遣されず、会場と講師はグループが準備することが条件。区からはゴーヤーの種と栽培方法などを紹介したテキストとDVDがプレゼントされる。育てたゴーヤーで種を取り、来年も栽培する。また、参加団体は後日、講座の様子と栽培、種取りの状況などをまとめた報告書を区に提出することが求められる。
希望団体は3月31日までに申し込む。詳細は区政推進課企画調整係【電話】045・743・8128。
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