2012年4月に就任した山口隆史南区長が定年のため、3月31日付で退任する。退任を前にこの2年間の感想などを聞いた。
――区長としての2年間を振り返っての感想は。
「区民のみなさんに支えていただき、充実した2年間でした」
――思い出に残っていることはどんなことですか。
「着任直後の12年5月に福島県と宮城県で行った桜の苗木の植樹式が印象深いです。桜まつりで集めたぼんぼり協賛金の一部で桜を贈りました。初めて被災地を見て、復興への長い道のりを末永く支えていこうと感じた良い経験でした」
ごみ減量で成果
――区事業の中で成果があったと思うものは。
「ごみ減量の取り組みです。着任当初、区民1人あたりのごみ量が市内ワーストと聞き、ショックでした。まつりなどの行事やスーパーの店頭に立って減量を呼びかけ、改善できました」
――課題として残ったことはどんなことですか。
「古い木造住宅が多く、防災への取り組みは今後も重要です。人と人の強い結び付きを活かし、自助・共助の意識を高めていくことが求められます」
――南区民の印象はいかがですか。
「下町のあたたかさに触れ、人を喜ばせ、にぎわいを大切にする区民性に感動しました。今までの自分に足りないことを教えていただいたような気持ちです」
――区民へのメッセージをお願いします。
「2年間、お世話になりました。4月からは再任用され、中央図書館の館長になります。今後もにぎやかな下町として、南区が発展することに役立てるようにしたいと思っています」
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