県立横浜清陵総合高校(船橋憲正校長)レスリング部の松本直毅君(2年)が、横須賀市で8月5日まで行われた全国高校総体(インターハイ)の個人120kg級に初出場し、ベスト4に進出した。
120kg級には43人が出場。県チャンピオンとして大会に臨んだ松本君は、「観客が多くて緊張した」というものの、落ち着いた試合運びで初戦となった2回戦、続く3回戦を突破した。
鹿児島県チャンピオンとの対戦となった準々決勝では、互いに攻め手を欠き、体力と精神的スタミナが試される試合展開に。顧問の菅原和哉監督が「我慢強く辛抱してくれた」と評価する忍耐力を発揮し、1ポイント差の接戦をものにした。続く準決勝で敗れたものの、「銅メダル」を獲得。松本君は「現時点での精一杯のパフォーマンスができた。今後は全国で上位を狙える練習をしたい」とさらなる成長を誓った。
50kg級に出場した同部の吉岡大悟君(3年)は2回戦で、55kg級の服部蓮君(2年)は初戦で敗退した。菅原監督は「(3人とも)強豪に全力で立ち向かった。この舞台に立てず、補助員として頑張ってくれたメンバーもいる。いろいろな思いが詰まった銅メダル」と部員全員で掴んだ”努力の勲章”を喜んだ。
1年生が奮起
さらに、8月7日まで茅ヶ崎市で行われたボクシング競技では、市立横浜総合高校(天野真人校長)の豊嶋海優君(1年)が初出場でベスト4に進出した。
豊嶋君が出場したピン級(44kg超、46kg以下)には28人が出場。軽やかなステップワークとスピードある攻撃が持ち味の豊嶋君は、1回戦で大阪府代表の選手に得意の左ストレートでKO勝ちを収め、勢いに乗る。2回戦を判定勝ちした後、準々決勝で第1シードの兵庫県代表選手と対戦。前評判の高い相手に一歩も引かず、「一戦一戦集中して戦えた」という勝利への執念を見せ、接戦を制した。続く準決勝に判定で敗れ、高校入学後の連勝記録は8でストップしたものの、1年生の活躍に会場が沸いた。
豊嶋君は「強い相手に勝てたことは自信になった。来年は優勝したい」と話した。古澤和敏監督は「ベスト8以上の可能性はあると思っていた。運と実力を持っている」と、同部のインターハイ最高成績(これまではベスト8)に輝いた教え子の活躍をねぎらった。
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