六ツ川で園芸農家を営む石川晴美さん(70)がこのほど、「関東東海花の展覧会・一般鉢物部門」で農林水産大臣賞を受賞した。
展覧会は花に対する理解を深めることなどを目的に、関東、東海地域の1都11県と花木関係の団体が主催するもので64回目。国内最大規模の伝統ある展覧会として知られている。
同地域の花の生産者が育てた約2千の切花、鉢物などが集まる中、一般鉢物部門には370点が出品され、専門家がその品質や商品性を審査。石川さんはサクラソウ科の植物「プリムラ・ポリアンサ」を出品し、19点が選ばれた「金賞」を獲得。さらに、特別賞として同部門で唯一の農林水産大臣賞を受賞した。
同賞初受賞の石川さんは、「報告を受けた時は驚いた。その日は興奮して眠れなかった」という。
38年前に創業
夫・貞信さん(74)と38年前に園芸農家「六ツ川園芸」を始めた。長く代表を務めた夫が病を患い、現在は娘とパート職員5人で作業する。計6棟ある温室でベゴニアやシクラメンなど、季節ごとにさまざまな園芸植物を生産しており、卸売のほか、直販も行っている。
5月13日には賞状が授与され、「大変名誉な賞で身が引き締まる思い」と喜びを語った。
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