神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2015年5月28日 エリアトップへ

30周年記念コンサートを行う蒔田中PTAコーラス「コール花の木」で代表を務める 山室 美和子さん 堀ノ内町在住 63歳

公開:2015年5月28日

  • LINE
  • hatena

やり遂げる母、晴れ舞台へ

 ○…18年前に同会の代表に就任。設立20年から5年ごとに行っている「周年コンサート」は今回で3回目になる。「会を重ねるごとにレベルが上がり、表現力がついた」とメンバーの成長に笑顔。晴れ舞台を盛り上げようと、17人の「お母さん」と一緒に直前練習に力が入る。「『良いステージにしたい』というみんなの熱意を感じている」。その眼差しは真剣そのもの。

 ○…福岡県出身。一つ上の兄がブラスバンドをやっていたこともあり、音楽に興味を持ったが「兄に『妹と同じ部活が恥ずかしい』と言われて自分は入れなかった」と苦笑する。福岡の商業高校に1年間通った後、中退して横浜へ。川崎の製造会社に就職するが、「高校くらいは卒業したい」と感じて19歳で横浜商業高の夜学に通い、昼間は会計事務所で働くようになった。「何かを始めると最後までとことんやってしまう」と自らを表現する。

 ○…22歳で母を亡くす。年の離れた弟と妹がいたことで「心細かった」と振り返る困難にも、とことんやり遂げる強い心で「母親役」を全うする。「妹が嫁ぐのを見届けてから自分も」と29歳で結婚。長女が蒔田小学校に入学した後、「九州出身で近所に知り合いが少なかったから、仲間を作りたかった」と小学校のPTAコーラスに入った。「”ハモる”ことが気持ち良くて」と合唱の魅力に引き込まれ、蒔田中学校でも継続。「みんなで歌うと、また次の一週間もがんばろうと思える」と今でも毎週エネルギーをもらっている。

 ○…趣味は「合唱以外はない」と笑うが、2年前までプロ野球千葉ロッテの投手だった次男の”追っかけ”をしていたことも。「試合を見ている時は心配で生きた心地がしなかった」と優しい母の一面を見せる。「先のことは考えられないけれど『花の木』のメンバーは生涯の仲間。できる限り続けたい」。とことんやり遂げる母親たちのステージが間もなく幕を開ける。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook