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南区版 公開:2015年12月24日 エリアトップへ

土地家屋調査士としての功績が認められ、11月に黄綬褒章を受章した 佐々木 健さん 堀ノ内町勤務 68歳

公開:2015年12月24日

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本音貫き、人心をつかむ

 ○…県内で48人だけに贈られた秋の褒章。名誉ある受章に「思ってもいなかった」と驚きを隠せない。土地家屋調査士の業界団体で役員を20年以上務め、不動産登記の専門家としての知名度向上などに取り組んできた。最近では、社会問題化している空き家対策を自治体と協力して進める足掛かりを作るなど、貪欲に動いている。「今まで得た知識を還元していき、市民の立場で問題を解決したい」。力強い口調に決意がにじむ。

 ○…三重県四日市市出身。中学生のころ、自宅付近で行われていたバイパス建設を毎日のように見学していた。それを見た工事現場監督から「男なら土木をやってみろ」と進路を後押しされた。建設業に就くも石油ショックの影響で退職。学生時代に測量を学んだことから、土地家屋調査士の道を選んだ。

 ○…1979年に母が不動産業をしていた南区で開業。地縁のない場所で最初は商売に苦労した。それでも「地元の業者では言えないような、依頼者にとってマイナスになることもはっきり言う」という方針を貫いた。「36年間、よく続けてこられた」と笑うが、一貫した姿勢が信頼を呼び、同業だけではなく、税理士や弁護士などとの交流も広がっている。「建設業界の”ギブ・アンド・テーク”の風習が嫌だった。”ギブ・ギブ”や”テーク・テーク”があってもいい」と損得抜きの付き合いを好む。「開業時から付き合っている人は本当の仲間。自分の財産だと思っている」という。

 ○…西区で妻、3人の娘と暮らす。子どものころから読書家。今も硬軟織り交ぜたジャンルを数冊、並行して読んで気分転換を図る。サッカー好きでJ2の横浜FCを応援。母校、四日市中央工業高が年末から始まる全国選手権に出場。今から応援に行くのが楽しみで仕方ない。「若い人と建設的な話をするのが一番楽しい」と今後も業界の発展を目指し、本音と信念を大切にしていく。

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