がんセンターが国内5カ所目 県政報告 新施設で重粒子線治療 神奈川県議会議員民主党・かながわクラブ きしべ 都
12月から二俣川にある県立がんセンターの重粒子線治療施設「i―ROCK(アイロック)」の整備が完了、治療を開始します。日本の重粒子線治療施設では5番目、世界では9番目となり、がん専門病院に併設される施設としては世界初です。
現在、がんの治療法は外科手術、放射線治療、化学療法が3本柱。放射線治療は、光子線であるX線などが使われていますが、陽子線や重粒子線などの粒子線による治療も行われています。重粒子線治療は、放射線治療の一種です。短期間で副作用の少ない治療が可能で、同センターは最新の照射方法を取り入れ「からだにやさしく、生活の質を重視した」治療をすすめるとしています。
重粒子線治療や陽子線治療は、平成28年度診療報酬改定時に保険適用できるかどうか検討が進められています。県議会も国に意見書を提出。黒岩知事も8月、厚労省に入院費など一部の保険適用が特例的に認められる現行制度の存続を求めたところです。
12月22日まで開かれた県議会では高額な重粒子線の治療費に関し、1割補助などの負担軽減策を検討してきました。
県民誰もが安心して治療を受けられるよう、提案、働きかけていくところです。
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