井土ヶ谷中町の在宅介護サービス事業所「マザーライク」で1月19日、足の健康を維持するフットケアについて理解を深めるために介護・看護職間で話し合う「足カフェ」が行われた。
立場理解し連携促進
当日は、同所訪問看護ステーション管理者看護師でフットケア指導士の池永恵子さん=人物風土記で紹介=が呼びかけ、市内の事業所から看護師やホームヘルパーなど合わせて12人が参加。外反母趾や巻き爪から足の健康を守るフットケアを介護現場でどのように取り入れているのかを語り合い、介護と看護の両方の立場を理解しながら互いができる連携した取り組み、利用者にとって最適なケアなどについて考えた。
高齢者の自立した生活を助けるとされるフットケアは近年、介護現場で取り入れられ始めている。しかし、爪自体に異常があった場合や糖尿病などの病気で専門的な観察が必要な場合のケアは医療行為にあたるため、看護師などの医療従事者しかできないものもある。
あるヘルパーは「訪問現場で『爪を切ってほしい』と利用者さんに頼まれることが多い」と体験談を語り、看護師から対処法についてアドバイスを受けた。また、フットケア講師の資格を持つ介護士から足先の汚れをきれいにする具体的方法などが伝えられた。
池永さんは「介護・看護職が『一緒にやっていく』という気持ちが広がってくれたら」と話し、今後も定期的にカフェを開催していきたいと意欲を見せた。
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